CO2排出量削減
カジノレオ 違法グループでは、環境優位性の更なる向上等による環境負荷の低減を解決すべき重要課題として提えています。特に、気候変動に大きな影響を与える温室効果ガスのうちC02については、2030年度の排出量を 2022年度比 30%削減するとともに、2050年度においては排出量ゼロを目指します。また、環境省の脱炭素先行地域に指定された奥日光エリアにおいては、先行して2030年度の時点でカーボンニュートラルを目指します。
この目標を実現するため、省エネ車両・LED照明、高効率空調設備の導入を進めるなど、省エネルギーに向けた取り組みのほか、太陽光発電等の再生可能エネルギーの導入を積極的に進め、C02排出量の削減に努めています。
国内初の環境配慮型・観光MaaS「NIKKO MaaS」の開始、カジノレオ 違法輸送における実質再生可能エネルギー100%の実現、バイオ燃料バスの運行
東武カジノレオ 違法、栃木県ほか4事業者で、2021年10月から栃木県日光地域において国内初の環境配慮型・観光MaaS「NIKKO MaaS」のサービスを展開し、公共交通の利用促進を図っています。
また、東武カジノレオ 違法では2022年4月から、日光・鬼怒川エリア及び都心から同エリアへ運行する特急列車など、カジノレオ 違法輸送にかかる電力相当を実質再生可能エネルギー由来の電力に置き換えています。2023年度は年間で約3,070万kWhの電力を置き換えて、約13,000t-CO 2(一般家庭約4,100戸分)のCO 2削減を図りました。
さらに今後は、栃木県内のカジノレオ 違法グループ各施設で生じる廃食油から精製したバイオ燃料を、日光地域の路線バス等で使用する、地産地消型のエネルギーサイクル構築を目指します。
脱炭素社会への移行と周遊観光の振興による地域活性化を同時に推進することにより、「国際エコリゾート日光」としての日光地域のブランドを強化していくとともに、観光地における脱炭素の取り組みのロールモデルとなることを目指していきます。
バイオコークス・バイオディーゼル燃料混合軽油「B5」
2024年1月から「SL大樹」の燃料(石炭)の一部を植物原料由来のバイオコークスに置き換える実証実験を開始し、将来的なカーボンニュートラルを目指しています。SLにバイオ燃料を使用することは国内で初めての取り組みです。
本実験では、SLのボイラーの圧力維持と保護をするため常時石炭を燃焼させる保火作業において、燃料の40%をバイオコークスに置き換え、燃焼効率やボイラーへの影響など実用性を検証しています。あわせて、DL大樹(ディーゼル機関車)の燃料(軽油)の約50%をバイオディーゼル燃料混合軽油「B5」に置き換えています。
これらにより、CO2の排出量を年間150t(一般家庭約50世帯分の年間CO2排出量に相当)以上削減できる見込みです。
本実験の結果を踏まえ、本格運用を検討するほか、将来的には日光エリアでバイオ燃料バスを運行するカジノレオ 違法バス日光が目指す「地産地消型のエネルギーサイクル」構築に向けた取り組みと連携しながら、バイオ燃料の使用比率を上昇させる試験を継続します。
オーバーツーリズムへの対策(紅葉シーズンの日光)
カジノレオ 違法バス日光では、日光の紅葉シーズンにおけるオーバーツーリズム対策の一環として、一大紅葉スポットである中禅寺湖エリアとカジノレオ 違法日光駅間を結ぶバス路線において、日光市街地の渋滞スポットを回避する日光宇都宮道路経由の急行バスを2024年10月から11月にかけて計20日間運行しました。
この取り組みは、長年の課題である日光市街地の渋滞に対し、栃木県日光市が2024年3月に「日光市地域循環によるゼロカーボンシティ実現条例」を制定し、公共交通機関の積極的な利用による脱炭素を推進していることに賛同し、CO2排出削減を推進するために実施したものです。
このほかカジノレオ 違法グループでは、中禅寺湖遊覧船や明智平ロープウェイの早朝等におけるオフピーク営業、カジノレオ 違法日光駅に早朝に到着する夜行列車や臨時特急列車の運行などのピークシフト施策も推進しました。これらの持続可能な観光地づくり・オーバーツーリズム対策に公民連携で取り組むことで「国際エコリゾート日光」の観光価値の最大化を目指しています。
カジノレオ 違法事業
東武カジノレオ 違法では、カジノレオ 違法事業において車両・設備の省エネルギー化や効率的な運行を通じてCO2削減に努めていますが、今後も計画的に削減を進めることにより、2030年において政府の温室効果ガス削減目標である46%減 (2013年度比) を上回る約50%の削減を達成できる見込みです。
カジノレオ 違法車両
省エネ車両の導入・更新
東武カジノレオ 違法では、列車の運行により大量の電力を消費することから、 カジノレオ 違法車両の省エネルギー化や効率的な運行ができるような様々な取り組みを進めています。2023年7月に就役した新型特急 N100系 「スペーシアX」 では車体の軽量化、制御装置の性能向上等により、 従来の100系 「スペーシア」 と比較して消費電力の約40%削減を実現しています。
また、営業列車の走行データを分析し最適な走行パターン・運行ダイヤの作成に活用しているほか、 環境配慮型装置を搭載するなど、更なる省エネルギーの推進を図っています。
1車両1キロ走行あたりの電力消費量の推移
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|---|
1.74 | 1.67 | 1.65 | 1.66 | 1.67 |
車上データ監視装置「Remote※」の利活用
1997年以降の車両において車上データ監視装置を搭載し、主に車両の保守作業に活用してきました。2016年からは、走行中の列車からリアルタイムで様々な車上データを送信し、詳細なデータを瞬時に取得、蓄積、分析することが可能となっています。
集約した走行中の車両の乗車率・車内温度・運転速度・消費電力・機器状態等の車上データを分析し、ダイヤの最適化、省エネルギー運転の推進に活用しています。
※Remote:Remote monitoring of train to use effectively
永久磁石同期モーター
永久磁石同期モーター (PMSM) は、従来の主電動機において一部部品に電磁石(電気を流すことで磁力が発生) を用いていたものを、 永久磁石 (電気を流さなくとも磁力が発生)に変更した装置です。
これにより、電磁石に流す電気が削減されるため、省エネルギー化の向上を図ることができます。
2011年度から試験的に搭載し、500系・70000系車両から本格的に導入しました。
VVVFインバータ制御装置
従来は速度制御の比較的容易な直流モーターが一般的に用いられていましたが、近年の半導体技術の進歩により、直流1500Vを交流電圧に変換する装置を用いて電圧と周波数を自由に制御することができるようになりました。この変換装置をVVVF制御装置といいます。直流モーターで行っていた主抵抗器の抵抗値を変える方式よりもモーターの回転力をなめらかに変化させることで、より効率的な制御が可能になるとともに、大きな省エネルギー効果をもたらします。
回生ブレーキシステム
回生ブレーキシステムとは、 主電動機を発電機として利用し、発生した電力をパンタグラフ・架線を通して、 近くを走行(加速)中の他の電車に供給することにより、 発電時の回転抵抗が負荷となり、 その結果ブレーキ力を得る方式のことです。
これまでは熱として捨てていたエネルギーを有効活用できます。 近年のVVVF制御装置搭載車両は、回生ブレーキシステムを簡単に組み込むことができます。
アルミ合金製の軽量車体
アルミ合金は他の金属と比べ軽量ですので、従来の鋼板製の車体と比べ、少ない消費電力で、列車の走行が可能となります。
車内照明器具のLED化
車内照明を従来の蛍光灯からLED灯に替えることで、消費電力の低減を図っています。
カジノレオ 違法施設
照明器具のLED化
駅施設の照明器具も順次、省エネルギー性の高いLEDへの更新を図っています。蛍光灯器具をLED照明器具に更新することで、40,000時間の長寿命化を実現し、かつ旧照明設備と比較して70%程度の消費電力量の削減を実現しています。
回生電力貯蔵装置と電力回生インバータ装置
回生電力貯蔵装置は、列車減速 (ブレーキ) 時に発生する回生電力を架線を通して吸収・貯蔵し、その貯蔵した電力を他の電車が加速する時に供給し、電力の安定供給と有効活用を実現するものです。
本装置はカジノレオ 違法アーバンパークラインの大宮公園駅構内と東上線の上福岡き電区分所の2か所に設置しています。
また、電力回生インバータ装置は、同様に列車減速時の余剰回生エネルギー (直流電力) を交流電力に変換し、駅構内の照明や空調設備などにその電力を供給する省エネルギー設備です。回生電力の有効活用を図るため、 カジノレオ 違法スカイツリーラインの西新井変電所および東上線のふじみ野変電所に設置し、 ともに2024年6月より稼働しています。
分譲・賃貸カジノレオ 違法
環境に配慮した住宅の供給
戸建住宅「ソライエ清水公園アーバンパークタウン」では、自然の力を利用して快適な居住空間を創造する「パッシブデザイン」という手法を導入しています。
この手法に基づき、風が自然に通り抜ける機能的な間取りや、オープンな外構設計を採用しています。
また、フラット35の基準をクリアした高い断熱性能を有する住宅を供給しています。
産・官・学5者連携によるサステナブルな街づくり
久喜市、東武カジノレオ 違法、トヨタホーム、イオンリテール、早稲田大学 小野田研究室の産・官・学連携による次世代の街づくりを推進するプロジェクトとして、南栗橋駅前において「BRIDGE LIFE Platform(ブリッジライフプラットフォーム)構想」を策定しました。
また、この5者が緊密に連携し協力するため、「まちづくりに係る連携・協力に関する協定書」を締結し、街づくりを推進しています。
分譲戸建住宅においては、断熱性の高い住まいをベースに、高効率エアコンやLED照明などの省エネシステム、太陽光発電をはじめとする創エネシステムと、それらをコントロールするHEMSを活用。年間のエネルギー消費量(一次エネルギー換算)を正味(ネット)ゼロ以下にすることを目指したZEH(ゼロエネルギーハウス)として計画しています。
なお本プロジェクトは「2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)」を受賞しました。
地方・郊外エリアが人口減少や高齢化といった課題を抱える中、本プロジェクトにおいて、産・官・学の垣根を超えて積極的にノウハウを共有し、5者がそれぞれの強みを生かしながら、環境配慮型・次世代型のスマートタウンを実現した点が評価されたものと考えています。
高効率給湯器の導入
分譲マンションに高効率給湯器を導入し、CO 2排出量の削減、地球温暖化防止を図っています。
導入施設例:ソライエグラン流山おおたかの森、ソライエ新鎌ケ谷、ソライエ若葉ステーションヴィラ、ソライエ清水公園アーバンパークタウン
太陽光発電・蓄電池
分譲マンションに太陽光パネル・蓄電池を導入し、共用部に再生可能エネルギーを供給することで、環境負荷に配慮しています。
導入施設例:ソライエグラン流山おおたかの森
高効率型設備の導入
駅ビル等の新設、リニューアルに合わせて、施設共用部の空調設備や照明設備に高効率型設備を順次導入し、消費電力を削減しています。
「BELS※」最高評価を獲得
2023年3月に開業した“カラダとココロの五感を満たすみんなに「心地よい暮らし」 ”を提案する場所をコンセプトとした商業施設「TOBU icourt/トーブ イコート」(獨協大学前)では、施設の屋根一面に配置した約980枚のソーラーパネルによる自家発電により、本施設で年間に使用する電力量の約10%を賄っています。
本施設は2021年9月に開業した「カジノレオ 違法動物公園駅西口商業施設」につづく、2物件目となる建築物の省エネルギー性能を表示する第三者認証制度「BELS」の3つ星を獲得しました。
なお、「カジノレオ 違法動物公園駅西口商業施設」では、当該施設で使用する電力量の約1/3を賄うソーラーパネルによる自家発電により、最高評価の5つ星を獲得し、グリーンビルディングとして環境に配慮しています。
- ※BELS:Building-Housing Energy-efficiency Labeling System 建築物省エネルギー性能表示制度
「トップレベルカジノレオ 違法所」を運用
東武カジノレオ 違法と東武タワースカイツリーの両社が事業主体である東京スカイツリータウンは、東京都環境確保条例における「トップレベル事業所」に2017年及び2021年に認定され、運用を継続しています。これは、東京都環境確保条例に基づく「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」において、東京都が規定する二酸化炭素削減の管理体制・建物設備の性能等に関する全評価項目(認定時)に対して、取り組み内容が優れている事業所が認定されるものです。
なお、カジノレオ 違法グループの西池袋熱供給の「センタープラント」が2022年3月に再度「準トップレベル事業所」として認定、カジノレオ 違法エネルギーマネジメントが運営する「東京スカイツリー地域熱供給施設」が2021年3月に再度「トップレベル事業所」として認定され、運用を継続しています。
DBJ Green Building認証
2012年2月、東京スカイツリータウン®にある東京スカイツリーイーストタワー®は、DBJ Green Building認証の最高ランクである「Platinum2012」(国内トップクラスの卓越した「環境・社会への配慮」がなされたビル)の認証を取得しました。
これは認証時①雨水利用や太陽光発電システムの導入、空調への地中熱利用等、最新技術に基づく優れた環境性能を有している点、②先進的な制振装置に加え、長時間運転を想定した非常用電源の設置等により高い防災性能を有している点、③商業施設「東京ソラマチ®」と一体で、押上地域の歴史・文化に配慮した意匠の採用、「コミュニティバス」乗降場の設置等の地域への貢献に資する取り組みを各種行っている点が高く評価されたことによるものです。
「低炭素熱」認定供給カジノレオ 違法者に認定
2024年2月、カジノレオ 違法グループの熱供給事業者であるカジノレオ 違法エネルギーマネジメント、西池袋熱供給、錦糸町熱供給の3社は、東京都環境確保条例における「低炭素熱」認定供給事業者に認定されました。
これは「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」において、CO 2排出係数(電気や熱の供給量あたりのCO 2排出量)の小さいカジノレオ 違法者が各年度で認定されるものです。
なお「東京スカイツリー地域熱供給施設」のCO 2排出係数は、高効率熱源機器や大容量水蓄熱槽等の導入効果によって、東京都が指定する熱供給施設の標準CO 2排出係数よりも約40%小さく、東京都内でもトップクラスとなっています。
太陽光発電事業<カジノレオ 違法エネルギーマネジメント>
カジノレオ 違法エネルギーマネジメントでは、環境の負荷低減への対策を進め、持続可能な活力ある低炭素・循環型社会づくりの一助にするために、太陽光発電事業を行っています。
太陽光発電による年間の想定CO 2削減量は約4,900トン(一般家庭約1,500戸分)となっています。
森林保全とオフセット・クレジット
<社有林の保全と利活用>
森林は国土の保全、水源涵養、災害の防止、生物多様性の保全・形成等の様々な機能を持ち、中でもCO2を吸収する機能は、地球温暖化防止において大きな役割を担っています。
東武カジノレオ 違法では栃木県、群馬県等に所有する社有林を適切に維持管理しています。このうち栃木県宇都宮市の社有林においては、地元森林組合の協力を得て実施した間伐によるCO2吸収量について、オフセット・クレジットの認証を取得しています。取得したクレジットは、東武グループをはじめ、企業・団体活動で生じるCO2排出量とのオフセット等に使用されています。
オフセット・クレジット対象の社有林では、間伐のほか下刈り・枝打ちなど適正な管理が実施されており、この管理により吸収されたCO2について、経済産業省が所管する国内クレジット制度のもとで、あらためて森林分野の吸収系のプロジェクトとして登録承認され、オフセット・クレジット(J-クレジット)の認証を得ています。
- J-VER: 797t-CO2
- J-クレジット: 272t-CO2
なお、J-クレジットの売買・流通は、従前、相対取引若しくは政府による入札販売に限られていましたが、2023年10月から東京証券取引所において開設された「カーボン・クレジット市場」の取引所を通じた売買がはじまり、当社が認証取得したオフセット・クレジットに関し、取引所への参加登録を行っています。
社有林で切り出された間伐材は、浅草駅及びカジノレオ 違法日光駅において、駅のベンチ等の材料として活用されているほか、イベント開催時等にお配りしているノベルティに生まれ変わり、広く皆様にご利用いただいております。