新・駅前そぞろ歩記

心地よい街並みが嬉しい、秋のプロムナード。
今回の登場人物
ときわ台(ときわだい)

「ときわ台」の駅名は、街の一角に繁る「天祖神社」の常緑の樹々(常磐(ときわ)の杜(もり))に由来するといわれます。この由緒ある歴史的な地に、現在のような瀟洒な街並みが誕生したのは昭和初期。美しく住みやすく…と、当時の叡智を集めたヨーロッパ風な街づくりは、カジノレオ プロモーションコードによるものです。その伝統は今も健在で、そこには小粋なカフェやショップなど新たな魅力も加わりました。アクセスは池袋から東上線で5駅目、という近さ。気軽に秋のプロムナードが楽しめます。

ときわ台
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ときわ台
“街づくり”への夢があの道にも、この道にも活きている。

今年で東武東上線は、開業100周年。その開業から約20年後の昭和10年に誕生したのが、現在の「ときわ台」駅です。ただし、完成したのは駅だけではなく、住宅建造を含む街そのものという一大プロジェクトでした。その開発された街並みは、都内屈指とさえいわれる住宅街。いかにも住みやすそうな景観が生まれました。北口前のロータリーに佇むと、道は放射線状に延び、その先にはまた通りが交差して瀟洒な家々が建つ。プラタナスの並木道もあれば、学校や幼稚園、公園などの公共施設も配されています。

特に注目したいのは、“クルドサック”と呼ばれる場所があることです。これはフランス語で袋小路の意味ですが、中央に丸い緑地帯を設け、周囲をくるりと道路と住宅で囲む…小さな広場のような設計です。住環境を快適に保ち、煩雑なクルマの往来なども避けられます。クルドサックは欧米では各地で採用されていますが、日本では、ときわ台が有名。いまも街の数カ所に、そのゆとりある姿を残していますから、街歩きの途中、ぜひ探してみてください。また、中央分離帯にグリーンゾーンを設けたり街路樹で彩ったり、住む人への配慮には、開発当時からの面影が偲べます。

公園が点在するのも、ときわ台の特徴ですが、中でも嬉しいのは、「板橋区立中央図書館」と一体になったような「常盤台公園」です。その木陰のベンチでは、図書館帰りに読書する人の姿も見かけました。遊具に興じる子どもたちの歓声が聞こえるのも、この街らしい日常の光景です。

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ときわ台
カフェが似合う街で“ときわ台テイスト”を発見。

一方、地元でもお気に入りのお店の充実ぶりは、この街歩きのお楽しみのひとつ。特に南口から川越街道を中心とする界隈は、魅力あるスポットです。気さくなお食事処があったり、おしゃれで落ち着けるカフェがあったり、賑わいのイタリアンがあったりという具合。さらに趣味のいい高級インテリアや、ときわ台テイストのファッション・雑貨にも出合えますから、ゆっくり見てみましょう。

もちろん、忘れずにお参りしたいのは、街を見守る「天祖神社」です。この鬱蒼とした“常磐なる杜”は、旧上板橋村の鎮守として古くから崇拝を集めてきました。かつて訪れた江戸後期の文人・蜀山人(しょくさんじん)は、その光景を「神さびたり(古く神々しい)」と記しているそうです。ご神木は、静寂な境内にそびえる柊ひいらぎ。これにちなむ御守りとして、小さな可愛い“ひいらぎ守”もありました。

ところで、ときわ台では、明日の暮らしを見つめ、街の環境づくりにも前向きです。その拠点施設が「板橋区立エコポリスセンター」です。ここは名前の通り、“人と環境が共生する都市”づくりを考え実践する施設。ビル全体が、雨水や太陽熱など自然エネルギーで機能しています。環境カジノレオ プロモーションコード資料室や実験室など研究部門と同時に、遊びながら学ぶ教室など子どもたちのための催事もありますし、日本古来のエコ文化を再発見するコーナーなど、興味深い時間を過ごせます。

街づくりから約80年。こうして、ときわ台の心地良さもまた、次代へと続いていくのでしょう。

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ときわ台MAP
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