両毛エリアを代表するB級グルメ「大根そば」「いもフライ」を味わおう

知る人ぞ知る名物料理の魅力を開拓! 両毛グルメツアー

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季節の花々を楽しめる「東武トレジャーガーデン」や「あしかがフラワーパーク」、日本最古の学校「足利学校」など見どころがたっぷりの両毛エリア。実は魅力的なご当地グルメの宝庫だということをご存じでしょうか?

観光名所や美しい風景だけでなく、その土地ならではのおいしいグルメも、私たちの旅をよりワクワクさせてくれます。誰もが知っている有名な料理ではないけれど思わず舌鼓を打ってしまうような逸品が、両毛エリアにはたくさんあります。

メリハリのきいた食感! 昔の人の知恵が生んだ「大根そば」

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二毛作による麦の栽培が盛んな両毛エリア。地域の小麦を活かしたバリエーション豊かなご当地麺がいっぱいあります。そんな食文化に注目して、足利市と佐野市は麺料理を出す店が集まる通りを「足利佐野めんめん街道」と名づけました。お店紹介や周辺観光スポット、交通アクセスをまとめたガイドブックを発行し、「麺の町」としてPRをしています。中でも特に個性的なメニューが「大根そば」です。

千切りにした大根をそばの上に盛った冷たいおそば。まだそば粉が貴重だった時代、少ないそばのボリュームを増やそうとして千切り大根を乗せたのが始まりだそうです。細切りの大根のシャキシャキした食感がそばによく合います。店によっては大根をそばと和えたり茹でたりと、いろいろな方法で作られています。

大根の成分は消化を助ける効果もあるので、消化しにくいといわれるそばとの相性も抜群。大根でかさ増ししているのでカロリーが気になる女性にも優しいヘルシーなご当地グルメです。

シンプルだけど奥深い! 両毛のソウルフード「いもフライ」

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両毛エリアで一番人気のご当地グルメは何といっても「いもフライ」。ジャガイモが多く作られるこの地域ではなじみのある料理です。メディアでもよく取り上げられているので、知っている人も多いかもしれません。

ふかしたジャガイモに小麦粉を溶いた生地とパン粉をまぶして、油でカラッと揚げた料理。揚げたてに地元産の特製ソースをたっぷりかけて食べるのがポイントです。ジャガイモのほくほく感と衣のサクサクした食感が楽しく、何本でも食べられそうです。

戦後の食料難の時代、行商人がリアカーを引いて売り歩いていたのが、いもフライの始まりと言われています。特に佐野市ではいもフライを出すお店が至るところにあり、佐野市のブランドキャラクター「さのまるくん」が腰に差している剣もいもフライだとか。値段は70円から100円とリーズナブル。安くて気軽に食べられるので、両毛地区ではおやつとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても愛されています。地元の家庭では一度に10本単位で買い込むこともあるそうです。

いもフライはお店によってこだわりポイントが違うので、食べ比べをするのも楽しそうです。簡単に作れるので家で、再現してみるのもいいかもしれません。

素朴な味と自然体のもてなしでおなかも心もいっぱいに

他にも、ソースで味付けしたカツをほかほかのご飯に直接のせた「ソースカツ丼」、B-1グランプリで優勝した「太田やきそば」など、まだまだ食べたくなるようなご当地グルメが両毛エリアには盛りだくさんです。地元の人向けのお店が多く、気取らない店構えと雰囲気もうれしいところです。

ご当地グルメの成り立ちを知ると、その地域の持ち味や歴史がわかり、より密度の濃い旅を満喫できます。事前に行きたい店を調べるのもよし、自分の直感で目についたお店に突撃するもよし。あなただけのグルメ旅を満喫してください。