冬になるとキラキラと輝き、街を華やかに彩るイルミネーション。そんなイルミネーションの起源をご存知ですか？ 諸説ありますが、その中の一つをご紹介。16世紀（1500年代）にドイツの宗教改革家のマルティン・ルターが、帰り道に見上げた美しい星空に感動し、ロウソクを用いてその景色を再現したことが始まりだとされています。その後、偉大な発明王であるトーマス・エジソンによって白熱電球のイルミネーションが誕生し、現在ではLED電球のイルミネーションがきらめく空間を創り出しています。

画像：国営武蔵丘陵森林公園（イメージ）

色にはそれぞれ、人の心に与える働きがあるのだそう。例えば、昨今、幻想的なイルミネーションに用いられる青などの寒色系は、興奮を抑え気持ちを落ち着かせてくれるといいます。一方、オレンジや黄色などの暖色系は気持ちを活性化して明るさや元気をもたらし、紫などの中性色は気持ちを穏やかにしてくれるそうです。

画像：倉ケ崎ＳＬ花畑（イメージ）

最近では自宅の玄関やベランダ、庭などでイルミネーションを楽しむ家庭も見られますよね。実は、イルミネーションの魅力は美しさだけでありません。その明るさによって不審者が近寄りににくくなり、防犯対策になるんだそうです。自宅周囲を明るく照らしてくれるから安心にもつながりますね。

冬の風物詩の一つとされる、白鳥の飛来。例年12月頃から3月頃まで、各地の水上で羽を休める優美な白鳥の姿を見ることができます。そんな白鳥は、夫婦の絆が強く、一度結ばれると生涯同じ相手と添い遂げるのだそうです。一途な面を持つ白鳥は、二羽が向かい合うと首がハートの形になることから、恋愛運に良いとされているのだとか♡

画像：城沼・多々良沼の白鳥（イメージ）

温泉を手軽に楽しめることで人気の足湯。足湯をすると、足先の血管が広がり、血のめぐりがよくなります。すると、全身がポカポカと温まり疲労回復を促すと同時に、緊張がやわらぎリラックスにも。また、睡眠の質を高めてくれるともいわれています。さらに、冬の不調の一つとされる冷え性やむくみをやわらげ、免役力アップも期待できるそう。足湯って、こんな「すごい！」パワーを秘めているんですね。

画像：鬼怒太の湯（イメージ）

冬のレジャーといえばアイススケート。実は、スケートリンクは、目的ごとにリンクの表面温度が違うってご存知でしたか？ レジャー用のスケートリンクはマイナス4℃、スピードスケートのリンクはマイナス5～7℃、フィギュアスケートのリンクはマイナス3～4℃だといいます。温度によって氷の硬さが変わり、例えば、スピードスケートは温度を低く硬めのリンクにする一方で、選手の転倒防止などの観点からフィギュアスケートのリンクはそれより温度を少し高くし、軟らかくしているのだそう。微妙な温度コントロールによって最適なリンクがつくられているんですね。

画像：日光霧降スケートセンター（イメージ）

冬の外出では、雪が積もったり凍ったりした道を歩く日があるかもしれません。そうした道で滑ったり転んだりしないためのコツは、ずはり「ペンギン歩き」。体の重心をやや前にして、歩幅は小さく、できるだけ靴の裏全体を路面につけるようにペタペタとゆっくり歩くのがよいとされています。

「冬将軍」とは、強い寒気を指す気象用語です。その由来は、1812年にナポレオン率いるフランス軍がロシアに侵攻したものの、雪や厳しい寒さに撤退を余儀なくされ、イギリス紙がそれを「ナポレオンは霜の将軍に負けた」と報じたことにあるといわれています。日本のマスコミでは「冬将軍」と訳され、以来、シベリア高気圧がもたらす寒気をそう呼ぶようになったといいます。

私たちが感じる「寒さ」は、3タイプあることをご存知ですか？ 風が強く体の熱を奪っていく寒さを「風冷え（かざびえ）」、風が穏やかでも地表付近が冷え、足元からじわっと冷える寒さを「底冷え（そこびえ）」、そして、雨が降り湿度が高い一方で、朝も日中も変わらず長時間の低温にさらされる寒さを「湿気寒（しけざむ）」といいます。例えば、風冷えの日は風を通しにくいコートを選び、首から耳までマフラーで覆うなど、今年の冬は寒さのタイプ別に防寒対策を！

冬の悩みの一つが「バチッ」と痛い静電気。日常生活では、衣類の着脱時に起こりやすいですよね。衣類にはナイロン、ウール、レーヨンなどプラスの電気になりやすい素材と、アクリル、ポリエステルなどマイナスの電気になりやすい素材があり、この性質の異なる素材がこすれると静電気が発生します。つまり、プラスとプラス、マイナスとマイナスのように同じ性質の素材では静電気が発生しにくくなります。ぜひ冬のコーディネートの参考に。