新・駅前そぞろ歩記

高坂
五月晴れの比企丘陵で 学びのウォーキング

比企丘陵の豊かな緑に囲まれた東松山市はウォーキングの聖地。秋に開催される日本スリーデーマーチには国内外から約8万人のウォーカーが参加。東松山市ウォーキングセンターでは東松山駅や高坂駅を起点とした、さまざまなウォーキングコース「ふるさと自然のみち」を設定してカジノレオ 違法発信しています。そんな東松山市に新たなウォーキングコースが誕生。高坂駅を起点に、かつての貨物線を遊歩道にした「まなびのみち」です。

高坂
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高坂
自然や歴史を学びながら歩く まなびのみち

かつて高坂駅からはセメント会社の貨物専用線路が5.5キロ先の山あいまで延びていましたが、昭和59年に廃線。その廃線敷を遊歩道として整備し、高坂駅を起点に全長約13キロの新たなウォーキングコースを設定したのが「まなびのみち」です。さて、歩きながらどんな発見があるのか、楽しみです

高坂駅西口から始まる遊歩道は緩やかな勾配(こうばい)の上り坂で畑や果樹園の間を進み、新緑の森の木漏れ日へと続きます。

コースを少し外れて補助ルートに入れば、化石と自然の体験館に出ます。ここはサメの歯をはじめ、さまざまな化石を含んだ約1500万年前の岩塊で発掘体験する、つまり「地層を学ぶ」施設です。

ここからコースは丘陵の中に分け入り、眼下に産業団地やゴルフ場が見える、見晴らしの良い散策路が続きます。

次にたどり着いたのは、市民の森。武蔵野の雑木林をそのまま残した広大な自然林で、見晴らしの良い丘からは周囲の山々が眺望できます。ここでは「花や鳥、昆虫など森について学ぶ」わけです。

市民の森を出て歩き、短いトンネルを通り抜けると、眼前には岩殿観音正法寺(いわどのかんのんしょうぼうじ)の荘厳な境内が現れました。「歴史を学び」ます。

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新桐生
埼玉ピースミュージアムで 平和を学ぶ

坂東十番礼所として知られる岩殿観音は本堂、観音堂、仁王門、鐘楼(しょうろう)などが風格ある景観を醸し、仁王門から延びる門前町の面影を残した参道も、いい眺めです。

道路を挟んで岩殿観音の向かいに広がるのは物見山公園。物見山は比企丘陵で最も標高が高く、四季を通じて「自然を学び」ます。

埼玉ピースミュージアム(平和資料館)は、文字通り「平和を学ぶ」本格的な施設。常設展示室では、昭和初期から終戦までの埼玉県民と戦争との関わりを示すさまざまな遺品や資料を展示。また戦時中の家庭や学校の教室、防空壕などが再現され、音と光と振動による演出で戦時中の一日を疑似体験できます。

ここから市街地に向かって丘陵を下りますが、その途中には、道路を跨(また)いだ大東文化大学東松山キャンパスの広大な施設、そして埼玉県こども動物自然公園があります。

まなびのみちコースは、丘陵地をぐるりと回って高坂駅に戻ってきます。ゴールする人を出迎えてくれるのは、高坂駅西口から約1㎞続く高坂彫刻プロムナード。日本を代表する彫刻家・故高田博厚(たかたひろあつ)氏の彫刻作品32体が、駅前大通りの左右に設置されています。まなびのみちの仕上げは「芸術を学ぶ」という仕組みなのです。

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高坂MAP
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